3・11

2013年3月11日 エッセイ
自分のことで精一杯で目一杯で
正直、日常では忘れてしまってる思い。
今日は せめて今日はしっかりその思いを
強くしたい。

自分なりにできることを、気張らず考えようと思う。

被災したわけでもないのに、お風呂の水を見るだけで震えが止まらなかった日々。

相次ぐお店の予約キャンセル。
まさか、遠く離れたこの地のこんな小さな仕事に影響がこんなにあるとは思いもしなかった。

被災された方々をおもえば、仕事できるだけでありがたいこと。
生きてられる、それだけで凄いこと。

そう言い聞かせても、襲ってくる虚無感。
どんなに頑張って仕事して、真っ当に生きたって
とんでもない理不尽な出来事は起こる。

何のため、生きてるのかな?
がらにもなく、そんなことばかり考え始めた頃、
TVに5人が出てくれた。

5人が並んでた。5人がいつもよりやつれて見えた。

突然、私は大号泣した。
自分でもびっくりするくらいワンワン泣いてしまった。

ああ、私 苦しかったんだ、と始めて気付いた。

その時の5人の歌は声がうわずっててヘタッピだったけど、私はとても心が落ち着いた。

彼らがいてくれる。
彼らもとてもとても苦しんでる。

大丈夫、やっていける。
私もきっと何かできる。

やっと、ふつうに呼吸ができた。


3・11
また、思いを強くしよう。

コメント

楓

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