お仕事話・・笑顔って・・

アルバイトの女の子が一人、辞めることになった。

もう幾度となく経験してることだが
毎度複雑な気持ちになる。

それも今回は女の子から辞めると言い出したのではない。
辞めてもらおう、と思ったわけではないが（いや、あったかな～）説教モードの中での結論。

この女の子はどうしても、笑顔が出せない。
とっても無愛想に見えてしまう。
お客さんからも 評判がよくない。

本人は緊張してるからのようだが、
お客さんには、そんなこと関係ない

これだけではなく、向き不向きでいえば、
接客に向いてないんだろうと思う。

「いつも、笑顔でいるように」

ことあるごとに言っていたが、
辞めると決まったその日も、私はその子に同じことを言った。

すると・・・「お客さんの前では、笑ってます。それ以外の時まで笑ってるって、おかしく見えませんか？」と真顔で言う。

どうも、この子は「笑顔」というのが、歯を出してアハハと笑うのをイメージしてたようだ。

「違うよ、笑顔って口角をちょっと上げて、にこやかな顔してることだよ」

この説明もしたつもりだたんだけど・・

結局私の言うことが 納得できないまま三ヶ月働いてようなのです。

いろいろ話たら、ポロポロ泣きだして、
こんな風に今まで言われたことはないです、という。
もうめんどくさくなって、
「自分にもっと合う仕事探しなさい」で終わってしまった。


自分の器のせまさを痛感する。

でも、勝手な言い分だが ここは私の店。
自分の理想に少しでも近づけたい。
それに共感できないのなら、やっぱり辞めてもらうしかない。

相変わらず、伝えることがヘタな私だ。