母の教え

2012年5月31日 エッセイ
小さい頃 母から言われて一番覚えてること・・・・「女の子はいつもニコニコしてなさい」

他にも多分いろいろ言われたんだろうけど これをよく覚えてる。何度も言われたのかな。

「楓は女の子なんだから いつも笑ってた方がいいよ。綺麗な子でもむすぅ〜としてたら可愛くない。たいした顔じゃなくてもニッコリ笑ってりゃあ 可愛く見えるもんだ。ほら 近所のA子ちゃん、べっぴんなのに いつも怒ったような顔してるから 感じが悪くて 損してるだろ」

いや、別にA子は綺麗でうらやましいだけだけど ・・そんなに損してるとは思えないけど・・・。と 心の中で思ったが「はっ!これはA子の話じゃなくて 私の事?おまえは可愛くないから とりあえずは人前では愛想よくしとけ、と。ガ−ン!」

薄々わかってきてたけど そんなに可愛いとか、綺麗とかいう部類ではないという事実を・・・。でも母親からはっきり言われてしまった。教訓らしくごまかして・・・。

でも 健気だった私は忠実にこれを守り とっても愛想のよい子になった。思春期になると何だか外面がいい自分が嫌になったこともあるけど 今は母に感謝してる。

サ−ビス業で生計を立ててる私には「いつもニコニコ」はとても大切なこと。それを小さい時から教えてもらってたんだから。

ありがと!母さん。
おかげで たくましく生きてるよ。

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楓

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